
前から気になっていたそば屋へ入ってみた。
マンションの一階にある、ちいさなそば屋。
中に中に入ってみると、ほんとに小さい。
10人も客がはいるとびちびちだろうな。
とりあえずおろしそばを頼んでメニューを見てると「日本酒」というのがある。
ふと見ると冷蔵庫に一升瓶がいくつか。
立ち上がって冷蔵庫を覗き込んでると・・・・
「酒好きなんですか?」
「ええ、まあ。酒はなにがあるのかなと思って。」
「一の蔵は燗酒用においてるんだよね。あとは清泉がおいしいよ。」
「へえ、明るくなかったら飲むんですけどね。」(平常心)
「うちのお客さん、明るいうちから飲んでる人いっぱいいるよ。」
「ええ、そんな。」(ぐらり)
「もう12時過ぎてるからいいんじゃないの?」
「そうですかね。」(かなり足にきてる)
「11時から飲んでるお客さんもいるし。」
「じゃ・・・一杯もらおうかな・・・」(自制心ふっとぶ)
と、結局そば屋の主人のトークにのせられて酒も注文。
「そばをゆでるのはもうちょっと後にしますか。」
「ええ、お願いします」
「ゆでていい時は声をかけてね。」
酒が漬物と一緒に出てくる。
清泉の特別純米酒、旨い。
すっきり淡麗、飲みやすい。
これは昼間からヤバイ酒だ。
「どうですか?」
「旨いですね。凄い飲みやすいです。」
「でしょう。飲みやすいから売上に貢献してくれるんだよね(笑)」
品がいいけど楽しい主人。
。
そのあと出てきたおとしそばがまた旨かった。
大根おろしの辛味がほどよく、そばもしこしこ。
そばつゆも最高。
その後のそば湯がとろっとしてまた旨かったし。
最後のそば茶もとてもくつろぐ。
店もこじんまりと落ち着いてていい雰囲気、のんびりしたくなる。
こういうところで旨い酒と旨いモノを食べるとめちゃくちゃ幸せな気分。
食べてるうちに外は大雨。
「お客さん、雨降ってるよ。傘持ってますか。」
「いや持ってないです。」
「じゃビニール傘だけど貸すから。」
「え、いいんですか。」
「どうせ、他のお客さんが忘れていったものだから、こういうのは使わないとね。」
「近いうちに返しがてらのみに来いってことですか(笑)」
「はははは。期待しないで待ってますから(笑)」
主人、および奥さんはいい人だ。
このそば屋、気にいってしまった。
こういうところに常連になりたいものだ。
とりあえず近いうちに傘を返しにいかなきゃ。